BEAMSは医療機関向けの虐待対応プログラムです。
英単語のbeamには《光の束》という基本的な意味の他に、
《屋根の梁》という意味と《心からの笑顔》という意味があります。
複数形であるBEAMSには、
《皆で虐待の問題に光をあて》《崩れゆく家庭を支え》《子ども本来の笑顔を取り戻してほしい》
という意味が込められています。
BEAMSは3ステージで構成されており、各々の立場で求められる虐待対応の基本につき習得可能です。
Stage 1:
このStageは、受講者が虐待の早期発見と通告の意義を理解し、医療機関でのSentinel(歩哨・見張り番)として適切な行動がとれるようになることが目標です。
プログラムは講義形式で、最短の構成を45分に設定しています。
ランチを取りながら和やかな雰囲気で行う形式など、地域や各旌設のニーズに応じて柔軟に対応することで、一人でも多くの医療関係者に子ども虐待について、考えるきっかけになることを目指します。
Stage 2:
このStageは、受講者が披虐待児の安全を担保し地域へ繋げ、医学診斷をネットワークに的確に提供出来るようになることが目標です。
小児科医やCPTのメンバー医師が対象ですが、虐待につきより深く学びたいその他の職員も受講可能です。プログラムは講義形式で、最短の構成を90分に設定しています。
各施設のCPTのスキルアツプのために、基本スタイルは講師が依頼を受けた施設に出張する形を想定していますが、地域のニーズに応じて柔軟に対応が可能です。全ての二次医療圈での虐待対応能力のボトムアツプがなされていくことを目指します。
Stage 3:
このStageは、受講者が虐待対応の医療的リーダーシップを発揮出来るようになることが目標です。
Step1・2の講義を修了したCPTのリーダー医師や、子ども虐待に専門性の高い医師(子ども虐待専門医)を目指す医師を対象にしています。多忙な医師でも可能な限り都合をつけやすいように、土日を利用した1日半のプログラムとなっています。
座学を受動的に聴講するのではなく、用意したロールプレイや討論の場で能動的に参加し、専門性の高い医師として地域に貢献するために求められる役割につき理解していただくことを目指します。